広報たかやま-第1413号

企業 会計 水道事業 下水道事業 水道は黒字を維持するも純利益は減少、 下水道は営業赤字15億7,031万円 企業会計は、利用料金などの収益で運営している会計のことを言います。 水道・下水道事業ともに利用料金だけでは、維持管理費などの経費を賄うことができない状況です。 ※数値は四捨五入しているため、合計や差し引きが合わないところがあります 【現状】 水需要は、20年程前から減少傾向にあり、節水 機器の普及や人口減少に伴い、近年その傾向は強 まっています。現在、高山市の水道事業は、4年連 続で営業損失が発生し、料金回収率も4年連続で 100%を下回り、水道料金だけで水を作るコストを 賄えない「原価割れ」の状況に陥っています。 【今後の見通し】 人口減少に伴う水使用量の減少に加え、物価上 昇の影響もあり、水道事業を取り巻く経営環境は厳 しさを増すものと推測されます。料金水準や料金 改定の必要性を検討するとともに、将来を見据えた 最適な投資、水道施設の老朽化対策や耐震化対策、 災害対策に取り組み、安全で安心な水道水の安定 供給に取り組んでいきます。 【現状】 営業損失は昨年度と比較して1億2千万円減少し ましたが、15億7,031万円の赤字となりました。 赤字のうち約73%を一般会計からの繰入金で賄っ ており、非常に厳しい経営状況となっています。 【今後の見通し】 人口減少などによる下水道使用料収入の減少や 物価高騰などによる費用の増加が見込まれ、経営状 況はますます厳しくなると予想されます。現在実施 中の処理施設統廃合による経費削減をはじめ、徹底 した経営の効率化を進めていますが、それでも解消 できないほどの継続的な資金不足が続いています。 将来にわたって持続可能な経営状況とするために、 下水道使用料の値上げと時期を検討しています。 ※長期前受金戻入…減 価償却費に含まれる取得財源 を収益化するもの 支出 33億1,553万円 収入 33億1,553万円 純利益 0円 収入 19億1,282万円 支出 18億115万円 純利益 1億1,167万円 水道料金 15億6,079万円 下水道使用料 15億193万円 その他収入 1億7,731万円 長期前受金戻入※ 1億7,472万円 その他収入 519万円 一般会計繰入金 11億3,919万円 長期前受金戻入※ 6億6,922万円 減価償却費など 20億3,117万円 その他支出 254万円 借入金利息 2億4,007万円 維持管理費 10億4,175万円 その他支出 4,008万円 メーターの検針・ 料金徴収費 1億403万円 維持管理費 1億9,553万円 借入金利息 8,072万円 減価償却費など 9億6,455万円 浄水・給水費 4億1,624万円 問合せ 下水道課 ☎35-3150 問合せ 上水道課 ☎35-3149 10 2024.10

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